悔しいけど好き
そう言って奴は私の肩を掴みくるっと反対を向かせた。
思わず硬直してぎゅっと目を瞑ると盛大なため息が聞こえる。
「…はぁ、俺はお前を女だと思ってるし、どうでもいいなんて思っちゃいない。もう少し気付けよこの鈍感」
「どっ鈍感って!ッギャ!」
また可愛くない悲鳴を上げたのは奴に鼻をかじられたから。
目を開ければニヤリと笑う奴の顔が間近にあってドキンっと心臓が跳ねる。
「なっ…何…を!?」
「鈍感にはお仕置きが必要だろ?はいこれ。替えのパンツと俺の着れそうなもんなんか見繕っといて」
ドキドキと胸が苦しくて立ち竦んでる内にサラッと言って奴はバスルームに入っていった。
「……」
どうしよう…思考が働かない。
何を考えていいかもわかんない。
呆然とする中、徐に奴に手渡された物を見た。
「……っ!!!神城の馬鹿!!」
思いっきりバスルームのドアに叩きつけたのは奴の脱いだパンツだった。
思わず硬直してぎゅっと目を瞑ると盛大なため息が聞こえる。
「…はぁ、俺はお前を女だと思ってるし、どうでもいいなんて思っちゃいない。もう少し気付けよこの鈍感」
「どっ鈍感って!ッギャ!」
また可愛くない悲鳴を上げたのは奴に鼻をかじられたから。
目を開ければニヤリと笑う奴の顔が間近にあってドキンっと心臓が跳ねる。
「なっ…何…を!?」
「鈍感にはお仕置きが必要だろ?はいこれ。替えのパンツと俺の着れそうなもんなんか見繕っといて」
ドキドキと胸が苦しくて立ち竦んでる内にサラッと言って奴はバスルームに入っていった。
「……」
どうしよう…思考が働かない。
何を考えていいかもわかんない。
呆然とする中、徐に奴に手渡された物を見た。
「……っ!!!神城の馬鹿!!」
思いっきりバスルームのドアに叩きつけたのは奴の脱いだパンツだった。