悔しいけど好き
私達の関係も相変わらずそのまま。
はっきりさせた方がいいのかと思ったこともあるけど、今のこのカンジは意外にしっくりきてるしはっきりさせて壊してしまうのはもったいないかなと思って何も言わないでいた。
鷹臣も何かアクションを起こすでもなくこの状況にくつろいでる様子だしいいかと思う。
「あ、来週、溝口さんとこ一緒に行ってもらうから」
「え?なんで?」
「久しぶりにお前に会いたいんだと」
「えーーーーーなんで今更…」
私が担当だった営業先の一つで溝口さんは50代くらいの女性。
いつも私のプランをダメだしされて仕舞いには「あなたこの仕事向いてないわね」と辛らつなことを言われた過去がある。
それはまさに正木部長に「お前は営業に向いていない」と言われる少し前。
だから余計に部長に言われた時はショックで自棄になってた。
「凪の時にはああしてくれた、こうしてくれたって結構注文の多い客だよ、あそこだけはなかなか難航してる」
「そうなのよね…妥協を許さないというか…」
溝口さんの担当になって正木部長に次いで私を鍛え上げてくれた人でもあるから怖い人だけど尊敬もしてる。
久々に会うなんてちょっと緊張するな。
はっきりさせた方がいいのかと思ったこともあるけど、今のこのカンジは意外にしっくりきてるしはっきりさせて壊してしまうのはもったいないかなと思って何も言わないでいた。
鷹臣も何かアクションを起こすでもなくこの状況にくつろいでる様子だしいいかと思う。
「あ、来週、溝口さんとこ一緒に行ってもらうから」
「え?なんで?」
「久しぶりにお前に会いたいんだと」
「えーーーーーなんで今更…」
私が担当だった営業先の一つで溝口さんは50代くらいの女性。
いつも私のプランをダメだしされて仕舞いには「あなたこの仕事向いてないわね」と辛らつなことを言われた過去がある。
それはまさに正木部長に「お前は営業に向いていない」と言われる少し前。
だから余計に部長に言われた時はショックで自棄になってた。
「凪の時にはああしてくれた、こうしてくれたって結構注文の多い客だよ、あそこだけはなかなか難航してる」
「そうなのよね…妥協を許さないというか…」
溝口さんの担当になって正木部長に次いで私を鍛え上げてくれた人でもあるから怖い人だけど尊敬もしてる。
久々に会うなんてちょっと緊張するな。