悔しいけど好き
今まで何度も鷹臣に抱きしめられてたことを考えると、言葉はなくとも愛情は示してたのかなと今は思う。
何となく感じていた鷹臣の気持ちがやっぱりそうだと確信できると胸から溢れてくる暖かいものが私を素直にさせてくれる。
「…私も…好き…」
微睡むようにポツリと言うと、鷹臣は一瞬目を見開きキスを止めると嬉しそうに目を細めてキスを再開した。
既に熱くなった唇は更に全身に広がっていく。
奴とのキスは、悔しいけど…気持ちいい。
キスに夢中になってると、ふと目を開け間近の鷹臣の顔が薄暗くよく見えない。
ハッとして辺りを見ようとするとまた鷹臣に頭を押さえられキスをしてくる。
「ちょっと!待って!今何時?」
「え?時間なんていいいじゃんか」
「そういう訳にはいかないわ!実家にもうすぐ帰るって連絡してたんだから!」
「あー…」
キスを止められ拗ねる鷹臣もここが何処だか思い出したらしい。
顔を上げ首を掻いてばつが悪そうにしている。
ここの海は東側だから夕日は陸側に落ちる。
気付かない内に辺りは薄暗くなっていた。
「い、今何時よ!」
慌ててカバンからスマホを出し時間を確認すると既に7時を過ぎていた。
何となく感じていた鷹臣の気持ちがやっぱりそうだと確信できると胸から溢れてくる暖かいものが私を素直にさせてくれる。
「…私も…好き…」
微睡むようにポツリと言うと、鷹臣は一瞬目を見開きキスを止めると嬉しそうに目を細めてキスを再開した。
既に熱くなった唇は更に全身に広がっていく。
奴とのキスは、悔しいけど…気持ちいい。
キスに夢中になってると、ふと目を開け間近の鷹臣の顔が薄暗くよく見えない。
ハッとして辺りを見ようとするとまた鷹臣に頭を押さえられキスをしてくる。
「ちょっと!待って!今何時?」
「え?時間なんていいいじゃんか」
「そういう訳にはいかないわ!実家にもうすぐ帰るって連絡してたんだから!」
「あー…」
キスを止められ拗ねる鷹臣もここが何処だか思い出したらしい。
顔を上げ首を掻いてばつが悪そうにしている。
ここの海は東側だから夕日は陸側に落ちる。
気付かない内に辺りは薄暗くなっていた。
「い、今何時よ!」
慌ててカバンからスマホを出し時間を確認すると既に7時を過ぎていた。