大好きだった
その日、私はボーッとしていた。
「えー、じゃあこの問題を春花。」
「………」
「おいっ!春花っ!」
「……えっ?は、はいっ!」
「この問題!」
ビシッと黒板を指される。
…が、話を聞いていないのに、分かるはずがない。
「ご、ごめんなさい。話聞いてませんでした。」
「しっかりするようにっ!」
お、怒られちゃった……。
ちゃんとしなきゃっ!
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop