恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
3.ほんとに必要な人…
~白波瀬杏side~
その日は、何もかもうまくいかなくて…なんだか…ほんとに…やな日だった。
朝からまず、お父さんがコーヒーをぶちまけて、床を2人で拭かないといけない羽目になり、そのあと、碧斗にお弁当を届けたら、おばさんにさっき家を出たと言われ、挙句、自分が家を出てから、お弁当を忘れてきたことに気づき、家に戻ってたために、ギリギリで遅刻アウトになりかけて、なんとかセーフになるという始まりだった。
さらに2時間目のあと、碧斗にお弁当を届けたら、特進の女子に足を引っ掛けられ、転びかける…
体育では隣でやってた男子の蹴ったサッカーボールが思いっきりお尻に当たって、みんなに失笑を買う…
どうしようもなく運に見放された日だった。
「帰ろっか。」
「うん。」
疲れ果てたわたしはもう、家に帰ってのんびり夕ご飯作ることしか考えられなかった。
「杏、大丈夫だった?」
帰りに明石くんが声をかけてくれた。
自分のお尻をパンッとたたく。
その日は、何もかもうまくいかなくて…なんだか…ほんとに…やな日だった。
朝からまず、お父さんがコーヒーをぶちまけて、床を2人で拭かないといけない羽目になり、そのあと、碧斗にお弁当を届けたら、おばさんにさっき家を出たと言われ、挙句、自分が家を出てから、お弁当を忘れてきたことに気づき、家に戻ってたために、ギリギリで遅刻アウトになりかけて、なんとかセーフになるという始まりだった。
さらに2時間目のあと、碧斗にお弁当を届けたら、特進の女子に足を引っ掛けられ、転びかける…
体育では隣でやってた男子の蹴ったサッカーボールが思いっきりお尻に当たって、みんなに失笑を買う…
どうしようもなく運に見放された日だった。
「帰ろっか。」
「うん。」
疲れ果てたわたしはもう、家に帰ってのんびり夕ご飯作ることしか考えられなかった。
「杏、大丈夫だった?」
帰りに明石くんが声をかけてくれた。
自分のお尻をパンッとたたく。