恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
放課後の職員室。
授業後に図書室で調べ物をしてから俺は、先生に用事があって職員室に来た。

そしたらそこにいたのは…瀬田京太郎だった。
バスケ部の顧問の荻野先生と話してる。

ふんっ!この男!
向こうもそう思ってんのか俺を見て、睨んできやがる。

用事が済んで職員室を出たら、これがまた京太郎と一緒になる。

またお互いににらみ合ってたら…

突然声かけてくる人間がいた。

「oh! excuse me」

ぎょっとする。
白色系の外人だ。

たぶん京太郎を見てハーフと判断し、声をかけてきたのだろう。
先生の誰かの客か?

「yes!」

京太郎はすらすらと英語で対応している。

クソッ。負けた。

いくら俺が特進で1,2を争っていたって、ネイティブにかなうわけない。

腹立ってきたので、足早に職員室をあとにした。

ムカつく…


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