本当にこんな私でいいですか?
『有安先生、子どもが好きだからこの仕事してるの?』
5歳年上の男性保育士の川上龍弥先生が、明日の授業の準備をしていると、ふらっと職員室に入ってきた。
「子どもが好きだからと言いたいのですが、純粋に私に出来る事は殆どないので」
少し暗い返事になったことを悪く思ったが、事実だから仕方ない。
『夜遅く働いてるのもなんか理由あるの?』
「朝が弱いんです。人が仕事をしている時間に寝ていたいんです」
【そっか】
それ以上は何も言わず、川上先生は
「じゃあまた明日、お疲れ様」と言いながら、職員室を出て行った。
5歳年上の男性保育士の川上龍弥先生が、明日の授業の準備をしていると、ふらっと職員室に入ってきた。
「子どもが好きだからと言いたいのですが、純粋に私に出来る事は殆どないので」
少し暗い返事になったことを悪く思ったが、事実だから仕方ない。
『夜遅く働いてるのもなんか理由あるの?』
「朝が弱いんです。人が仕事をしている時間に寝ていたいんです」
【そっか】
それ以上は何も言わず、川上先生は
「じゃあまた明日、お疲れ様」と言いながら、職員室を出て行った。