本当にこんな私でいいですか?
『別にその…隠れてたとかいうわけじゃなくて』


バツが悪そうに入ってきた川上先生に、

【ほんとあんたは一番理解してあげなきゃいけないんじゃないの?

有安さんの気持ち。お揃いのストラップとか持っちゃって、さっさと気持ちも伝えちゃったらいいのにね】

いや、待てよ。なんかさらっと爆弾発言?ストラップのことバレてたの!?


「ストラップ…、先輩気づいてたんですか?」


どうしよう恥ずかしすぎる。分からないように付けていたのに…。


『もう勘弁してくれよ!有安さんも困ってるだろ!』

かなりテンパりながら必死に川上先生が止めていた。

【はいはい、邪魔者は退散します~】


そう言いながら、ヘラヘラと職員室から出て行ってしまった先輩。

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