彼女との距離感
アヤとの再会と。

カッチャンの彼氏出来ましたという報告と。

色々と、衝撃的なことがありすぎて。

どうしていいのか、わからなくなった。

金曜日の夜から、飲んだくれて。

土曜日も、朝から家でビールを飲んでいたのまでは、覚えている。

「ただいまー」

玄関のほうから、声がする。

急に電気がついたかと思えば、祐太郎が「うぉ!?」と声をあげる。

「おい、シン。いるなら、電気ぐらいつけろよ。ビックリするだろうが」

気づけば、夜になって。

辺りは真っ暗だった。

リビングルームで、ソファーの上で小さく縮こまっている自分がいた。

「おまえ、何かあったな!」

祐太郎の声が頭に響く。

黙っていると、

「こういう時はな、焼肉食べに行くに決まっているだろうが!」
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