偽恋
「お風呂とパジャマありがとう。」

真田さんに借りたブカブカのパジャマを着た私は布団に寝転がっている真田さんの横に座った。

「え、あーうん。俺も入ってくるわ」

「うん」

なんか冷たい・・・。

いつもはもっと優しいのに。

外でキィ使ってるから

家では基本こんな感じなのかな・・。

そういえば真田さんと休みの日に会ったことないな。


もしかして元々、そんなに話さないタイプの人だったのかな。

そんなことを考えていた時

「寝ないの?」

お風呂から上がってきた真田さんに少し眠たそうな顔で聞いてきた。

「あ、いや、布団一枚しかないからどこで寝るのかなって」

「え?一緒に寝ようよ?」

!!!

一緒にって

別々じゃないの?

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