偽恋
「寝ないの?」

眠たさがピークに来ていたのか少しイライラした口調で聞いてきた。

泊めてくれた彼にも申し訳ない

そう思って彼とは距離をあけ、また真逆の方に体を向けて横になった。

大丈夫。私は石。私は石・・・。

すぐに寝ておきたら大丈夫

そう思いゆっくりと目を閉じた。

あ、寝れそう。

そう思った時

・・・!!!!

真田さんが後ろから抱きついてきた。

せっかく距離とったのに

てか寝ぼけてるの?

私は彼女じゃないのに
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