大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
「まあ、そうやって不安になったり、後悔すんのが恋愛なんだよ。どんなに恋愛経験豊富でもなるんだし。……でもさ、悠真は記憶飛ばしたくらいで美咲の事嫌いになったりするような奴か?」
それは、六年くらいの付き合いでお前も分かってるだろ?――と、涼は続ける。
そうだった。悠真はそんな人ではない。なんでこんなに不安になってしまっていたんだろう。まるで目が曇ってしまったみたいに。
「まあ、友達では良い奴でも恋人になるとそうでもなかったりするから、俺も悠真がどんなんになるかわかんねえけどな!」
ははっと、彼は朗らかに笑った。対照的に上げて落とされた私は思いっきり不安が襲ってくる。
やっぱり涼ってば私をからかって……。
半眼になって涼を睨むと、「まあ、俺の事牽制してきたし大丈夫だろ」と軽く言った。訳が分からずに聞き返す。
「牽制?」
「そーそー。なんか悠真に言ったの?」
「えーっと、冗談でプロポーズされた……ってくらい?」
「あーなるほど。まあ、それ以外だと普通に友人って感じだもんなあ」
納得したように頷いた涼は、「まあ、結果オーライって感じだったし。ふざけて損はなかったよなあ?計画通りってやつよ」とふざけた事を言う。相変わらず考え方と行動が私には理解が出来ない。
それは、六年くらいの付き合いでお前も分かってるだろ?――と、涼は続ける。
そうだった。悠真はそんな人ではない。なんでこんなに不安になってしまっていたんだろう。まるで目が曇ってしまったみたいに。
「まあ、友達では良い奴でも恋人になるとそうでもなかったりするから、俺も悠真がどんなんになるかわかんねえけどな!」
ははっと、彼は朗らかに笑った。対照的に上げて落とされた私は思いっきり不安が襲ってくる。
やっぱり涼ってば私をからかって……。
半眼になって涼を睨むと、「まあ、俺の事牽制してきたし大丈夫だろ」と軽く言った。訳が分からずに聞き返す。
「牽制?」
「そーそー。なんか悠真に言ったの?」
「えーっと、冗談でプロポーズされた……ってくらい?」
「あーなるほど。まあ、それ以外だと普通に友人って感じだもんなあ」
納得したように頷いた涼は、「まあ、結果オーライって感じだったし。ふざけて損はなかったよなあ?計画通りってやつよ」とふざけた事を言う。相変わらず考え方と行動が私には理解が出来ない。