大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
旦那様とやり直し
―――――――――――――――
――――――――――
「ちょ……っ、とっ、ん?!」
港区の自宅へと帰ってきて、玄関の扉を閉めるなりいきなり悠真は私の後頭部に手を回して口付けてきた。唇をペロリと舐められ、無意識に口を開く。舌を絡め取られて、貪るようにどんどん深くなっていった。
膝から力が抜けると、腰に手を回されて抱き締められる。いきなりでびっくりしつつも、唇を離されて大人しくその腕の中に収まった。
車の中でも、マンションのエントランスでも、エレベーターの中でも、悠真は私の腰に回した手を離してはくれなかった。それどころか、どこか性急な雰囲気すらある。
身長差でちょうど悠真の胸に顔を埋めた形のまま、上から声が降ってきた。
「涼と二人きりで会っちゃ駄目だって言ったよね?」
…………ん?
どこか少年のような拗ねた声音も含まれたその言葉に、私は内心首を傾げた。そんな事言われたっけ……?
「涼は快楽主義的な所があるから、美咲はすぐ流されちゃいそうで俺としては心配なんだけど」
「ええっと……?」
――――――――――
「ちょ……っ、とっ、ん?!」
港区の自宅へと帰ってきて、玄関の扉を閉めるなりいきなり悠真は私の後頭部に手を回して口付けてきた。唇をペロリと舐められ、無意識に口を開く。舌を絡め取られて、貪るようにどんどん深くなっていった。
膝から力が抜けると、腰に手を回されて抱き締められる。いきなりでびっくりしつつも、唇を離されて大人しくその腕の中に収まった。
車の中でも、マンションのエントランスでも、エレベーターの中でも、悠真は私の腰に回した手を離してはくれなかった。それどころか、どこか性急な雰囲気すらある。
身長差でちょうど悠真の胸に顔を埋めた形のまま、上から声が降ってきた。
「涼と二人きりで会っちゃ駄目だって言ったよね?」
…………ん?
どこか少年のような拗ねた声音も含まれたその言葉に、私は内心首を傾げた。そんな事言われたっけ……?
「涼は快楽主義的な所があるから、美咲はすぐ流されちゃいそうで俺としては心配なんだけど」
「ええっと……?」