大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
「それにね、大丈夫だと思ったの。ねえ?」
「ええ。大丈夫だと思ってたわ」
母親が意味深に義母に目配せし、義母も自信満々に頷く。父親と義父は二人の女性の会話を穏やかに見守っていた。
「ちゃんと子供を見てたからわかるのよ」と母親は、気圧されていた私と悠真に爆弾を落とした。
「悠真くんと美咲はお互いを意識しまくってたもんね?」
「な……っ?!」
「え……っ?!」
悠真と私はギョッとしたようにそれぞれ声を上げる。ちょっと、意識しまくってたってどういう……?いつから?
「元々から仲良いって聞いていたのだけれど、お見合い席の二人がお互いを意識しまくってて、もう甘酸っぱいのなんの……。これはいい縁談かもって一気に進めたのよ。じゃないと、早くに貴女を嫁がせたりしないわよ。ね、お父さん?」
キャーッと当時を思い出したのか、頬に手を当てて小さな声で黄色い歓声を上げる母親に唖然とする。母親に話を振られた父親は、「寂しいけど、そうだったな……」とやや遠い目をしながら呟いた。
もしかして私達の政略結婚って……。
「ええ。大丈夫だと思ってたわ」
母親が意味深に義母に目配せし、義母も自信満々に頷く。父親と義父は二人の女性の会話を穏やかに見守っていた。
「ちゃんと子供を見てたからわかるのよ」と母親は、気圧されていた私と悠真に爆弾を落とした。
「悠真くんと美咲はお互いを意識しまくってたもんね?」
「な……っ?!」
「え……っ?!」
悠真と私はギョッとしたようにそれぞれ声を上げる。ちょっと、意識しまくってたってどういう……?いつから?
「元々から仲良いって聞いていたのだけれど、お見合い席の二人がお互いを意識しまくってて、もう甘酸っぱいのなんの……。これはいい縁談かもって一気に進めたのよ。じゃないと、早くに貴女を嫁がせたりしないわよ。ね、お父さん?」
キャーッと当時を思い出したのか、頬に手を当てて小さな声で黄色い歓声を上げる母親に唖然とする。母親に話を振られた父親は、「寂しいけど、そうだったな……」とやや遠い目をしながら呟いた。
もしかして私達の政略結婚って……。