大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
「そりゃ、そうだけど……」
「だからさあ、俺との結婚考えといてよ。俺、超優良物件だし」
「もう冗談はやめて」
「バレちゃったかあ」とゆるり、と気だるげで何か悪巧みしてそうな笑みを浮かべた。「まあ、そうだよね」と呟きつつ、涼は私の耳元に口を寄せた。
「美咲ちゃんは悠真に片想い中だもんね?」
頭が真っ白になる。ちょっとからかう様な呼び名で言われた事なんて、悠真に片想いしていると知られていた事が衝撃的すぎて、飛んだ。
「な、な、な、な、なんでそれを……」
「いや、流石に意識してるのバレバレだってー。なんで、アプローチ掛けないんだ?」
「こ、これでも、かけようと頑張ってるの!!」
ギュッと拳を握り締める。顔が熱い。
なんでこんな事、昔からの友人に弁解しているんだろ……恥ずかしい。
涼は面白そうにニヤニヤして、「ふうん」と生返事をする。
「だからさあ、俺との結婚考えといてよ。俺、超優良物件だし」
「もう冗談はやめて」
「バレちゃったかあ」とゆるり、と気だるげで何か悪巧みしてそうな笑みを浮かべた。「まあ、そうだよね」と呟きつつ、涼は私の耳元に口を寄せた。
「美咲ちゃんは悠真に片想い中だもんね?」
頭が真っ白になる。ちょっとからかう様な呼び名で言われた事なんて、悠真に片想いしていると知られていた事が衝撃的すぎて、飛んだ。
「な、な、な、な、なんでそれを……」
「いや、流石に意識してるのバレバレだってー。なんで、アプローチ掛けないんだ?」
「こ、これでも、かけようと頑張ってるの!!」
ギュッと拳を握り締める。顔が熱い。
なんでこんな事、昔からの友人に弁解しているんだろ……恥ずかしい。
涼は面白そうにニヤニヤして、「ふうん」と生返事をする。