大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
私が頷くと、彼が一瞬息を詰めたのを感じる。大きな手が私の後頭部から頬へと滑り、顎にかかった。上を向かせられる。
彼のダークブラウンの瞳が、今まで見たことの無い色を孕んでいた。その瞳に魅入られる前に、顔が近付いてきて唇が塞がれる。私は反射的にギュッと目を閉じた。
キスされている、と鈍足な脳がようやく認識した頃には、下唇を食むようなものに変わっていた。どうすればいいか分からなくて、ほんの少しだけ口を開く。
まるでそれを待ち構えていたかのように、彼の舌が私の舌に絡んで吸われる。
身体から力が抜けた。悠真は一旦唇を離して、私の腰に手を回す。グッと身体を持ち上げられて、横抱きにされる。リビングから近い悠真の部屋の中へと連れ込まれた。
一人分には大きすぎるキングサイズのベッドにそっと乗せられる。ぼんやりと仰向けで天井を眺めていると、悠真が私の上にのしかかってきた。
腰の辺りで馬乗りになられて、ガッチリと逃げ場を無くされる。
「ふふ。酔いが回ってる?更に赤くなってる」
そう言った彼の頬もほんのりと色付いていて、私は可愛いなと夢うつつの中で手を伸ばす。その前に悠真の手が私の手を捕まえて、指先が絡んだ。
逆に頬にキスを落とされて、擽ったくて身をよじる。耳に移った唇に甘噛みされながら、囁かれた。
「出来るだけ優しくするけど、我慢してたから……
――理性飛ばしたら、ごめんね?」
彼のダークブラウンの瞳が、今まで見たことの無い色を孕んでいた。その瞳に魅入られる前に、顔が近付いてきて唇が塞がれる。私は反射的にギュッと目を閉じた。
キスされている、と鈍足な脳がようやく認識した頃には、下唇を食むようなものに変わっていた。どうすればいいか分からなくて、ほんの少しだけ口を開く。
まるでそれを待ち構えていたかのように、彼の舌が私の舌に絡んで吸われる。
身体から力が抜けた。悠真は一旦唇を離して、私の腰に手を回す。グッと身体を持ち上げられて、横抱きにされる。リビングから近い悠真の部屋の中へと連れ込まれた。
一人分には大きすぎるキングサイズのベッドにそっと乗せられる。ぼんやりと仰向けで天井を眺めていると、悠真が私の上にのしかかってきた。
腰の辺りで馬乗りになられて、ガッチリと逃げ場を無くされる。
「ふふ。酔いが回ってる?更に赤くなってる」
そう言った彼の頬もほんのりと色付いていて、私は可愛いなと夢うつつの中で手を伸ばす。その前に悠真の手が私の手を捕まえて、指先が絡んだ。
逆に頬にキスを落とされて、擽ったくて身をよじる。耳に移った唇に甘噛みされながら、囁かれた。
「出来るだけ優しくするけど、我慢してたから……
――理性飛ばしたら、ごめんね?」