大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
 昨夜、俺に説教をした莉佳子でさえも、文面を読んで頬が引き攣った。

 いやだって、奥手の箱入り娘がそんな大胆な事に及ぶとは思えないじゃん?いや、つーか、なんで俺と会った後に悠真と飲むような事になったの?

 ……展開早すぎじゃねえ?


「やっぱり追い詰められてたのね……」

「ええ……、うっそだろ……」


 いや、もう驚きしかない。そして、昨日からかいすぎた事をちょっと反省……、いや、やっぱり反省してねえわ。だってさあ。


「結果オーライじゃね?だって悠真と美咲、どう見ても両片想いって感じだったし。つーか、なんで今まで付き合ってなかったんだ?」

「単純にタイミングじゃない?だって悠真ずっとアメリカ行ってたんだし、会う機会すらほとんどなかった訳でしょ?」

「あー、なるほど。まあいっか。俺達の計画、大成功したってことっしょ?」


 莉佳子の推測に納得して、美咲へ祝福のメッセージを送った。
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