雲上の姫
地上での最後の日々
意識を取り戻すとそこは私のベッドの上



こちらの世界に来てから同じようなことが何度もあった



「クレア、目が覚めたのね。調子はどう?」



「全然大丈夫です」



「なぜ倒れちゃったのかしらね。お医者さんも何ともないって言うし...」




私はまだおばさんには記憶を取り戻したこと言わないようにしようと思った




こちらの世界の人を巻き込みたくはない




これは私だけの問題




「よくわからないです...でも今は全然平気なので大丈夫ですよ」




「そう?じゃあゆっくり休んでね」



「はい!」




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