雲上の姫
私の新しい家に向かっておじさんと歩く



「うちには君と同じくらいの息子もいるんだ。仲良くしてやってくれ」



「はい」



不安と期待で高揚しながら歩いていたらあっという間に到着した



「ただいま。家が無くて困っていた子を連れてきた。しばらくの間この家族の一員として迎えようと思ってる」



「わかったわ。もう来ているの?」



ん?なんか聞き覚えのある声...



「こんにちは。今日からお世話になりま...」



!!



途中まで気づかなかったが、そこはさっきまでお世話になっていた家だった


< 13 / 197 >

この作品をシェア

pagetop