雲上の姫
「ここで殺すわけにはいかないのです。私たちと共にディアーナに帰りましょうレイラ姫―いやもう王女の地位なんてないんでしょう」
私の耳元でそう囁いてふふっと笑った
もうレオにバレないようにするなんていう場合じゃない
水の魔法を思いっきり男たちに向けて出した
「さすがレイラ姫。魔法の腕は衰えていないのですね」
「当たり前よ。ここで捕まる訳にはいかないので」
「死に損ないならそれらしく、また死んでもらうしかないと思いますが」
「私は必ずディアーナのみんなを救うわ。死ぬわけにはいかないのよ」
「今のあなたにディアーナを救うことなんてできるとは思いませんが...とにかく私たちの任務はあなたをディアーナの牢に繋ぐこと」
この男と話すのに夢中でもう一人の男の動きをみていなかった
「クレア!あぶない!」
「え?」
タオルを当てられ、意識が遠のいていく
そのなかで激しくなにかがぶつかる音がした
私の耳元でそう囁いてふふっと笑った
もうレオにバレないようにするなんていう場合じゃない
水の魔法を思いっきり男たちに向けて出した
「さすがレイラ姫。魔法の腕は衰えていないのですね」
「当たり前よ。ここで捕まる訳にはいかないので」
「死に損ないならそれらしく、また死んでもらうしかないと思いますが」
「私は必ずディアーナのみんなを救うわ。死ぬわけにはいかないのよ」
「今のあなたにディアーナを救うことなんてできるとは思いませんが...とにかく私たちの任務はあなたをディアーナの牢に繋ぐこと」
この男と話すのに夢中でもう一人の男の動きをみていなかった
「クレア!あぶない!」
「え?」
タオルを当てられ、意識が遠のいていく
そのなかで激しくなにかがぶつかる音がした