雲上の姫
誰もが呆然とその光景を見ていた



そんなときいきなり叔母様の体の近くからワープホールのようなものが出現した



「なんだこれは...」



これはきっと闇の世界とこちらを繋ぐ場所



これを封印しなければいけないのね



私は毒が体に回り、朦朧とする意識の中そこへ向かった



魔法をそこに向かって出しながら何故か頭に浮かんだ言葉を並べていく



「天を司る神よ。我が国ディアーナと闇の世界サドラを繋ぐ道を封じることをお許しください。ここに私を代償として道を封じる」



爆発音のような音がしたあとその空間が閉じられていく



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