雲上の姫
記憶喪失
......?



「あ、起きたよ!」


「よかった〜!目を覚ましたのね!」



ここは...


どこ?



「あなた道に倒れてたのよ?自分が今まで何してたか覚えてる?」



「お、覚えてないです...」



「名前は?」


「わからないです...」



私を覗き込むようにして見ているまだ幼い女の子とその子の母親と見られる女の人



時折こっちをちらっと見ながらだるそうにしている私と同じくらいの年齢の男の子




4人とも全く見覚えがない


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