雲上の姫
過去
違和感を感じる



そうだ、私はみんなとお城の近くまで行き、王女様の姿を見たところまでは覚えている



ならなぜ私はここにいるの...?



私は今赤ちゃんの姿で泣いている



隣には横たわる女の人、数人が微笑ましい顔でこちらを見ている



隣の女の人とこちらを見ているあの男の人は...



私のお母様とお父様...



そうか、私は自分の記憶を辿っているのね



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