雲上の姫
図書室から本を借り、自分の部屋へと急いだ



自分の部屋に戻るとそこに居たのは...



手下を従えた女王様




「ごきげんようレイラ姫様。たまたまこの部屋の前を通ったので挨拶でもと思い、扉を開けたのですが、これは一体どういうことでしょうか?」



そして私の目の前にあの薬品を突きつける



「こ、これは...私の香水ですわ」



「罪を犯した上に私を欺くのですか?レイラ姫。これは立派な反逆罪でございますよ?」



「び、病院の皆様を助けるにはこうするしかなかったのよ...」



「あぁ私はあなたの叔母として悲しいですわ。自分の姪が罪を犯すなんて...しかしこれは女王として贔屓はできません。さあ、レイラ姫を連れてゆけ」



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