雲上の姫
そんな私を口元に笑みをうっすら浮かべながら一瞥すると集まった人々の方に向き直る



「レイラ姫は国に重大な罪を犯しました。これはれっきとした反逆罪です。今まで姪であるレイラ姫には情けをかけてきたつもりではありますが、こればかりは許すことができないと判断しました。よってこれよりレイラ姫の死刑を執行いたします」



死刑...!



やはり私は殺されるのね



そして近づいてきた女王様



口元には笑みを浮かべたまま



私は恐怖で後ずさる



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