お願いだからそばにいて
やっぱり愛梨って…


「はよ、桜」
後ろから声がした。
「あ。おはよ、圭」
圭はクラスメートで一応友達になった。
「で?」
「で…?」
私はいきなり言われて戸惑っていた。
「奏って奴。いつ帰って来んの?」
「そんなの、分からない…。いつかって言ってたし…」
私は少し悲しくなった。
「そーゆう場合、戻って来ないだろ?はい、やりn」
「無理」
私は即答した。
それに反応した圭は「えー、桜ー?」と言って残念がっていた。
「うるさい」
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