お願いだからそばにいて

理想

カフェで2人でおしゃべりしながら楽しんでいた。
「松倉くんって、イケメンだしー、お似合いだよ」
私は、そういうのいーからと受け流す。
「そういう愛梨はどうなの?」
「わ、私は…。連…」
彼女は真っ赤になって言う。
「やっぱりね」
「気づいてたの?」
私はふふっと笑いながら言う。
「そうだよ。愛梨らしいなって」
「…嬉しい」
そんな恋バナをしながら2人で飲む紅茶は美味しかった。



家に帰ると自然と笑顔が溢れた。
やっぱり、愛梨といるの楽しい。
もっと…大人になってもそばにいたい。
だけど…。
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