お願いだからそばにいて
「おっ、お邪魔しまーす…」
「おう、2人ともよく迷わず来れたな」
彼は何故かドヤ顔で言った。
「えーっ、迷ったよ!でも最悪の事態は招かなくて良かった」
「だね…」
「じゃあ、勉強始めるぞ」
「愛梨、大丈夫?」
私は愛梨にそう聞いた。
「うん、大丈夫。もうちょっとやろうかな」
「そうだね」
「あー、疲れた」
愛梨がクタクタになっていると、矢野が愛梨の近くに来た。
「はいはい、お疲れ様。あー、お茶でも飲んでく?」
「…そうしよっかな!」