お願いだからそばにいて
『桜…、授業中じゃねーの?』
俺はそう聞くと彼女はこう言った。
『私は、保健室に…行くの』
びっくりして『どうした?』と聞こうとしたとき、桜が吐いた。
俺はそっと彼女の背中をさすった。
ただ心配で仕方なかった。
『もう、大丈夫。ありがと』
俺は先生を呼び、桜と俺は保健室に向かった。
俺は彼女と先生の会話が気になって仕方がなかった。
指摘すると本当のことを言ってくれた。
それからはずっと俺は彼女を支えた。
ずっといられないんだと思うと凄く寂しい。
けど…。
手術がもし成功すれば…そばにずっといられる。
だから…






お願いだからそばにいさせてよ…

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