エリート弁護士は独占愛を刻み込む
なるほど。
酷い男に弄ばれたんだな。
「じゃあ、恋人と朝を迎えたことがなかったんだ?ひょっとしてまだ男性経験ないってことはないよね?」
葵の反応を見てそんな印象を受けたので尋ねてみると、彼女は溜め息交じりに愚痴り出した。
「それは二十七なんでさすがに経験はありますけど、ひたすら我慢するっていうか、苦痛で仕方がないっていうか……って、なに恥ずかしいこと言わせるんですか!」
ハッと我に返って俺の胸をドンと叩く彼女の腕を掴んでベッドに組み敷く。
「大事な話だよ。それは葵の元彼が悪い。葵はこんなに感じやすいのに」
ペロリと葵の首筋を舐めると、彼女は奇声をあげた。
「ギャア〜!」
一瞬耳がキーンとしたが、「変な声出さないの」と葵を注意して彼女のピンクのトレーナーをたくしあげる。
だが、葵が下着をつけていないのでちょっと驚いた。
「あっ、ダメ!」
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