エリート弁護士は独占愛を刻み込む
咄嗟に両手で胸を隠そうとする彼女の腕を掴む。
「ダメじゃない。わざと下着つけなかったの?」
「昨日は恭吾さんのキスに動揺して付け忘れたんです!」
顔を真っ赤にして言い訳する葵を見てフッと微笑した。
「そうなんだ。下着を脱がす楽しみは減ったけど、これはこれで目の保養。……綺麗だ」
葵の胸にゆっくりと口付ければ、彼女の身体がビクッと反応する。
「あん……」と色っぽい声が聞こえたと同時にガチャッと寝室のドアが開いて学くんが飛び込んできた。
「葵!なにがあった!……あっ」
葵と俺が抱き合ってる姿を見て、学くんが気まずそうな表情をする。
「キャ〜!」と学くんと目が合って悲鳴をあげる彼女の身体を俺の身体で隠した。
「あー、なんか……邪魔しちゃってごめん」
学くんは無機質な声で謝ると、すぐに寝室を出て行く。
恐らく俺と葵が抱き合ってるのを見てかなり動揺したのだろう。
「学のバカ〜!」
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