エリート弁護士は独占愛を刻み込む
9、彼が愛おしくて
「……それで、先週末は葵さんの弟さんが泊まりに来てたんですか?晶さんはイケメンって言ってましたけど、私も会ってみたかったなあ」
萌音ちゃんが食後のコーヒーを口に運ぶ。
私と萌音ちゃんは今、事務所近くのイタリアンでランチ中。
「うちの弟より涼太さんの方がイケメンだと思うよ」
テーブルの上で手を組み、ニヤリとして言えば、彼女はゴホッゴホッとむせた。
「なんで涼太さんが出てくるんですか!」
「だって、萌音ちゃん、涼太さん好きでしょう?クリスマス、ふたりでどこか行ったりしないの?」
私がそう尋ねると、彼女ははにかみながら答えた。
「……実は明日のイブの夜に涼太さんに食事に誘われてます」
わー、涼太さん、行動派。
もうこれはクリスマスに恋人確定だね。
涼太さんは誠実そうだし、彼なら萌音ちゃんを大事にするだろう。
それに比べて私は、恭吾さんに翻弄されまくってます。
萌音ちゃんが食後のコーヒーを口に運ぶ。
私と萌音ちゃんは今、事務所近くのイタリアンでランチ中。
「うちの弟より涼太さんの方がイケメンだと思うよ」
テーブルの上で手を組み、ニヤリとして言えば、彼女はゴホッゴホッとむせた。
「なんで涼太さんが出てくるんですか!」
「だって、萌音ちゃん、涼太さん好きでしょう?クリスマス、ふたりでどこか行ったりしないの?」
私がそう尋ねると、彼女ははにかみながら答えた。
「……実は明日のイブの夜に涼太さんに食事に誘われてます」
わー、涼太さん、行動派。
もうこれはクリスマスに恋人確定だね。
涼太さんは誠実そうだし、彼なら萌音ちゃんを大事にするだろう。
それに比べて私は、恭吾さんに翻弄されまくってます。