エリート弁護士は独占愛を刻み込む
でも、それだけじゃ足りない。
多分それは彼も同じで……。
キスを深め、互いに舌を絡ませて激しくキスをする。
こんなのは初めてだった。
もっと彼がほしい。もっと……。
そう感じた時、彼が唇を重ねながら私の上着を脱がした。
私もそれを真似て彼の服を脱がしたら、恭吾さんが確認するように私を見つめてくる。
「これ以上進むと止められなくなるけどいい?」
余裕のない少し掠れた声。
彼も私を求めているんだと思うと嬉しかった。
「うん、いい」
口早に言って彼にキスをすれば、彼がキスに答えながら素早く私の下着を外す。
裸を見られるのに恥ずかしくない。
「綺麗だ」
彼は私をベッドに押し倒し、耳元で囁いた。
そのセクシーな声にこれからのことを考えてゾクッとする。
それは期待。
元彼との時は痛みを想像して身体が強張ったが、相手が恭吾さんだと怖さを感じない。
きっと私が彼を信頼しているから。
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