エリート弁護士は独占愛を刻み込む
「だったら今から経験させてあげるよ」
悪魔のように微笑んで見せたら、彼女は顔を引きつらせながら遠慮した。
「いや結構です。絶対シャワーだけじゃ終わらない予感が……」
いい勘してるね。
そうだね。終わらないかも。
「大丈夫。始業時間には間に合うようにするから」
そう約束してあげたのに、葵は全力で拒否した。
「全然よくない〜!」
「素敵なクリスマスイブの始まりだな」
ハハッと笑って彼女をバスルームに連行。
結局、俺たちがオフィスに到着したのは九時の始業時間ギリギリだった。
そんな俺たちを見て晶が溜め息をつく。
「あなたたち、朝からラブラブでいいわね」
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