エリート弁護士は独占愛を刻み込む
この人とさっきまで抱き合っていたんだよね。
美形なのはよくわかっているのだけれど、今日はよりキラキラ輝いて見えるのは気のせいだろうか?
それって……私が彼を好きだから?
そんなことを考えていたら、恭吾さんと目が合った。
晶さんが言ってたようにセクシーさ全開で、見つめられると心臓がドキッとする。
これがオフィスラブというものなのだろうか。
元彼とは合コンで知り合ったし、こういうのは経験がない。
目を逸らそうとしたら、恭吾さんが電話を終わらせて私にお使いを頼んだ。
「葵、コンビニでサンドイッチ買ってきてくれない?葵もなにか食べたいもの買っておいで」
恭吾さん、正一さんがいるのに私も朝食食べてないこと何気にバラしてませんか?
注意したいが、正一さんがいてはできない。
だが、考えようによっては心を落ち着かせるチャンスを恭吾さんがくれたのかも。
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