エリート弁護士は独占愛を刻み込む
つい見入ってしまったけど、自分のを選びにきたんじゃなかった。
ハハッと苦笑いして別の指輪を見る。
「あのダイヤの指輪、素敵じゃないですか?」
二カラットはありそうな豪華な指輪を指差すと、彼は店員に声をかけた。
「すみません。ショーケースの指輪いくつか見せてもらっていいですか?葵、指のサイズいくつ?祖母も葵くらいなんだけど」
恭吾さんがチラッと私の指を見る。
彼のおばあちゃんも指細いんだ。
「六号ですけど」
自分のサイズは知っているのですぐに答えると、彼は再び店員に聞いた。
「六号のサイズありますか?」
「はい、ございます」
店員はにこやかに返事をして、裏からいくつか指輪を持ってくる。
青いベルベットの箱に大きなダイヤがついた指輪が五つ並んでいた。
どれも車が買えそうなお値段。
キラキラしていて一日中眺めていられそう。
ハハッと苦笑いして別の指輪を見る。
「あのダイヤの指輪、素敵じゃないですか?」
二カラットはありそうな豪華な指輪を指差すと、彼は店員に声をかけた。
「すみません。ショーケースの指輪いくつか見せてもらっていいですか?葵、指のサイズいくつ?祖母も葵くらいなんだけど」
恭吾さんがチラッと私の指を見る。
彼のおばあちゃんも指細いんだ。
「六号ですけど」
自分のサイズは知っているのですぐに答えると、彼は再び店員に聞いた。
「六号のサイズありますか?」
「はい、ございます」
店員はにこやかに返事をして、裏からいくつか指輪を持ってくる。
青いベルベットの箱に大きなダイヤがついた指輪が五つ並んでいた。
どれも車が買えそうなお値段。
キラキラしていて一日中眺めていられそう。