エリート弁護士は独占愛を刻み込む
今人気の一粒五百円という高級チョコを購入するために、三十分も並んだのだ。お陰で私の昼食時間はなくなって、自席でチョコバーを食べただけ。
眉間にシワを寄せながら恭吾さんに長財布を返そうとするも、彼は受け取らない。
「だってあのチョコ美味しくて手が止まらなくなるんだよね」
恭吾さんの言い訳に脱力する私。
彼の秘書になってまだ一週間も経っていないけど、
だいぶボスの性格がわかってきた。
仕事は出来るのに、チョコ好きで子供のように我が儘。その上、お金には無頓着。
一粒五百円だよ。
スーパーで売ってるお徳用チョコが二袋は買える。
「チョコの食べ過ぎで病気になりますよ。それに財布丸ごと渡さないでくださいね。私が勝手に中のお金を盗むとか考えないんですか。この財布に今いくら入っているかも知らないでしょう?」
前回も私に財布を丸ごと預けるから驚いたものだ。
眉間にシワを寄せながら恭吾さんに長財布を返そうとするも、彼は受け取らない。
「だってあのチョコ美味しくて手が止まらなくなるんだよね」
恭吾さんの言い訳に脱力する私。
彼の秘書になってまだ一週間も経っていないけど、
だいぶボスの性格がわかってきた。
仕事は出来るのに、チョコ好きで子供のように我が儘。その上、お金には無頓着。
一粒五百円だよ。
スーパーで売ってるお徳用チョコが二袋は買える。
「チョコの食べ過ぎで病気になりますよ。それに財布丸ごと渡さないでくださいね。私が勝手に中のお金を盗むとか考えないんですか。この財布に今いくら入っているかも知らないでしょう?」
前回も私に財布を丸ごと預けるから驚いたものだ。