エリート弁護士は独占愛を刻み込む
私も……上はブラしかつけてないし、下もショーツしか穿いてない。
思わず布団を身体に巻き付ける。
昨夜なにがあった?
心臓がバクバクしてきた。
昨夜は恭吾さんに言われてマッサージしてて……それで……あれ?
ん?ん?
その後の記憶が……ない。
ひょっとして……私マッサージしてる途中で寝ちゃった?
だとしたら、なんでふたりとも下着姿なの?
ただ寝ただけなら、ふたりとも服を着ているはず。
まさかと思うけど、私……恭吾さんと身体を重ねた……とか?
そう考えて頭の中が真っ白になる私を恭吾さんが面白そうに眺めて答える。
「葵の身体が熱かったから脱いだんだよ」
彼の回答に更なる衝撃を受けた。
私の身体が熱かった?
それってやっぱり……彼と寝た?
ショックで言葉が出ない私の頭に、彼はポンと手を置く。
「なに急に黙り込んでるの?ひょっとして俺と寝たって誤解してる?」
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