幼馴染みの君と
次に、髪をといて、制服へと着替えた。
実は今日、高校の入学式なのだ。






真新しい制服を身に付け、自然と口角が上がった。






鏡で姿を確認して、階段をトントンっと軽い足取りで降りた。








リビングにいるお母さんに、「おはよう。」と挨拶しながら、いつもの席についた。






「いただきます。」





焼かれたトーストを頬張りながら、朝のニュースを見る。朝はいつも早起きだから、時間に余裕があるので、ゆっくり食べ進める。








食べ終わって数分、いつものチャイムが家のなかに響いた。
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