幼馴染みの君と
鞄をもって、お母さんに「行ってきます。」と告げて、靴を履き、ドアを開けた。







すると、まぶしいぐらいのイケメンが立っていた。そう、このイケメンこそチャイムを鳴らした本人であり、私の幼馴染みである。







幼い頃からの日課で、学校まで一緒に行くのだ。








「おはよっ!雨季!」







「おはよ、みゅう。」








この挨拶も欠かさない。








「いよいよ高校生だね~。雨季はますますモテるだろうなー。私みたいなのが隣に並んでて、は?とか言われそう…。」








そういって、ため息を一つついた。







「いや、何いってんだ。そんなこと言われないから安心しろ。てか、言われたとしても堂々としてればいいんだよ。」








そう言って、雨季はやさしく笑って、私の頭を撫でた。
< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop