歌舞伎町ボーイズ
第35章
     35
 2019年11月4日午前零時12分。


 ベッドに潜り込むが、寝付けない。


 いつもはこの時間、仕事をしている。


 夜間はずっとクラープにいて、ホスト仲間たちと店を回す。


 ある意味、歌舞伎町はいろんなことに溢れ返っていた。


 知らないことは、まだたくさんある。


 ネットをしていても、見えてこない情報があった。


 スマホは一通り使いこなしている。


 難しい操作などもあるから、厄介だ。


 いつも欠かさず持っていて、常に使っている。


 特に検索窓は、頻繁に使用する。


 何でも調べるのだ。

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