歌舞伎町ボーイズ
 自宅マンションには一台、充電器を持っている。


 試しに、スマホを開いてみた。


 案の定、バッテリーは残り少ない。


 持つだろうか?


 そう思った。


 俺にとって、スマホを使えない時間など、考えられないのだから……。


 午前2時1分。


 目は冴えたままだ。


 眠れない。


 夜中ずっと起きていても、いいことはないのだが……。


 立ち上がり、窓辺に行って、カーテンを開けてみる。


 外には、新宿の夜景が広がっていた。


 ネオンが灯り、街は明るい。
 
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