歌舞伎町ボーイズ
第39章
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 2019年11月4日午前6時1分。


 ユキはまだ寝ている。


 街はそろそろ、動き出す頃だ。


 眠ってなくても、ほとんど眠気が差さない。


 興奮しているのだろう。


 もちろん、肉体は疲れているのだが……。


 時折、ボトルの水を呷りながら、ゆっくりする。


 何も食べてないのだし、お腹も空いてきた。


 立ち上がって、キッチンに入っていき、冷蔵庫を開けると、カップ入りのヨーグルトが目に付く。


 手に取って、蓋を開け、スプーンを使って、貪り食った。


 こういう物でも、空きっ腹には美味しく感じる。


 ある意味、空腹時、何を食べても美味しいというのは、ホントだ。
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