歌舞伎町ボーイズ
 またしばらく待ってみた。


 リプライがない。


 仕方ないので、スマホを置いて、また食事を続ける。


 午前8時2分。


 互いに食事を取り終え、一息ついた。


 ユキが、


「コウジ、今頃どこかな?」


 と訊いてきたので、


「さあな。……多分、コンビニで朝飯でも調達してるんじゃないの?」


 と無責任に言った。


「……だといいけど」


 彼女が呟く。


 外は晴れていた。
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