歌舞伎町ボーイズ
 俺の言葉に続き、コウジが返事して、食事を取り続けた。


 だいぶ疲労が溜まっていて、なかなか取れない。


 ユキは今頃、深夜帯勤務で歌舞伎町のマックにいるだろう。


 俺も彼女とは頻繁に会っていた。


 ユキは29歳だ。


 俺より一つ年下である。


 互いに惹かれ合い、付き合っているのだった。


 普段からメールやラインなどをやり取りしている。


 特にラインが多い。


 登録しているグループ全体にメッセージが拡がるから、危険なこともあるのだけれど……。


 俺のラインは、歌舞伎町仲間が多かった。


 皆、いろんな事情を抱え込んでいる。
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