歌舞伎町ボーイズ
 外を見ると、晴天で、恨めしいぐらいだった。


 前夜、満足に寝てないのだし……。


 ゆっくりと室内にまた、目を転じる。


 ユキはコーヒーをカップ一杯飲み終えて、立ち上がり、お替りの一杯を注ぎに行くところだった。


 俺もスマホをテーブルの上に置いて、横になる。


 また眠った。


 午前10時12分。


 目覚めると、彼女はコーヒーを飲みながら、テレビを見ている。


 バカバカしい番組も息抜きになるのだろう。


 俺は、普段から、ほとんど見ないのだが……。


 スマホを手に取り、ネットし始める。


 考えてみれば、俺もいろんなことを抱え込んでいた。

 
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