歌舞伎町ボーイズ

第４９章

　　　　　４９
　２０１９年１１月４日午後３時１６分。


　コーヒーを飲み終えて、軽く息をつく。


　疲れはあった。


　この街にいれば、過労やストレスなど、キリがない。


　いろんなものに追われている。


　日頃からそうだ。


　でも、俺は、決して焦らない。


　人間など、難しいことを抱えて、生きていくからである。


　目先のことなど、どうだってなる。


　クラープでの仕事も、きつかった。


　そういったことだらけだ。


　俺たちは、店から管理されている。