歌舞伎町ボーイズ
 そしてバッテリーの入ったスマホを持ち、午後1時3分には部屋を出た。


 新宿は賑わう。


 たくさんの人で。


 俺たちも暇がない。


 常に時間で動く。


 朝飯がまだだったが、ユキと喫茶ベルチで会った時、何かオーダーすればよかった。 


 通りはいろんな国籍の人間が行き交っている。


 基本的にアジアンテイストの人間が多い。


 技能実習生などが、来日しているのだ。


 俺自身、高校を強制的に退学させられたから、学歴は中卒だった。


 ムカつく教師をフクロにして、放校されたのだ。


 あの時、俺の人生が変わった。


 でも、別にそう意識してない。
< 23 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop