歌舞伎町ボーイズ
 高校入学の時から、教科書など、一行も読んでない。


 あの頃、俺にあったのは、退屈な勉強や授業などじゃなくて、楽しめることだ。


 実際、段々学校に行かなくなった。


 そして高2の時、教師を半殺しにし、退学となったのである。


 何の未練もなかった。


 ただ、実家を出たのだ。


 オヤジや母親とは元々意見が合わなかったのだし……。


 コウジも俺に付いてきた。


 ユキは都内の女子高の生徒だったが、卒業後、俺と付き合うようになり、歌舞伎町に入り浸り出す。


 大和撫子系の清楚な感じの女性だった。


 基本的には、黒髪に薄化粧で。


 いつしか、俺と恋仲になる。
< 24 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop