歌舞伎町ボーイズ
 新宿にも、その手のことが溢れ返っていた。


 俺たちにとって、決して、エンドなどないのだ。


 いいと思う。


 ホスト業など、ただでさえ、汚い仕事なのだし……。


 俺自身、汚れ切っていた。


 世の中の塵芥によって。


 それはそれで、仕方ない。


 人間なのだから……。


 日々、この街は忙しい。


 追われ続ける。


 思う。


 過酷なことが続くと。


 もちろん、住人である以上、それは十分覚悟していた。
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